School management consulting学校経営コンサルティング
学校経営、グローバル教育に長く携わる中で、変化する時代に対応しながら「学校の特徴を活かす」大切さを発見し、これらを学校、大学に提案することで経営的な効果をあげてきました。若い人の教育サポートを通じて、高校、大学、そして社会を支援したいと考えています。
学園長、校長先生の思いや学校の特長を最大限に生かしつつ『生きる力』を育み、多くの高校生、大学生が集まるような学校経営のコンサルティングを行います。
当社コンサルティングの方法と特徴
Ⅰ 現状認識と方向性を確認
経営者、学長、校長との教育理念の確認と共有
建学の精神を確認し、学校の「らしさ」を見直します。ここは学校経営のコンセプトの根幹を成すところですので、十分な話し合いを持って学校の存在意義を共有します。建学の精神を見直すことによって、新たな長所や可能性を見出し、その部分を伸ばしていきます。場合によっては「原点回帰」という手法を用いる場合もあります。
目指す教育像と経営像を抽出
学校経営を行うトップ層の教育に対する考え方、経営像などを抽出し、価値観を共有します。トップ層の教育観、思想、思考を抽出し、それをスタッフにどのような方法で具体的に浸透させるか検討します。目的とするのは「目指す経営像」と「価値観の共有」です。学内への速やかな伝達、浸透を図ります。
Ⅱ 伝えるべき高校、大学のコンセプトの明確化
高校、大学の強みを確認する
自校の特色や教育理念などに基づき、どのような学生像を求めるのかAdmission Policyを明確にします。「どのような目的を持って、どのような人材を育成するのか」を明示し、「将来活躍できる仕組み」や「将来活躍できるフィールド」、「入試制度」を紹介します。
カリキュラムの強み
教育課程の特徴を確認し、適確なシラバスの作成をサポートします。
教員、教育の強み
教育指導の特徴を示しながら、研究力や授業力のアピールをサポート。卒業後の進路先のことにも言及しながら、出口戦略を提示します。
学内行事、クラブ活動、イベントの特徴
学内行事における協力度合い、独自性を説明します。部活動やイベントについては、全員参加度、学習との連携などを提示します。
Ⅲ 新価値を創造するコンセプト「生きる力」支援プロジェクト
芸術、文化を活用し「生きる力」を育成
社会が求める「生きる力」とは、どのような社会の変化に対応できる社会適応力を意味しています。総合的な学習を通じて、社会から求められたことに応えられる力を身につけなければなりません。さらに、そのことが自分に幸福をもたらす「自己実現」と捉えられるようにすることが重要になります。
具体的な「生きる力」とは
これからは国境を越えたグローバル化が急速に進んでいきます。そうした時代に要求されるのがヒューマンネットワークによる相互啓発と共生のための交流能力です。世界中に友人を持ち、異文化の壁を乗り越えながら共同作業を行う力が必要となります。
子ども達が探求(Explore)したり、表現(Express)したり、交流(Exchange)したりするために、コンピュータやインターネットなどを主体的に活用する力を持たせるようにします。多様な情報活動やボランティア活動にも参加させ、豊かなヒューマンネットワークを創り上げるツールとしてコンピュータを位置づけます。
製品開発、情報サービス、製品販売、教育、福祉そして行政にいたるまで、社会的な活動はほとんどプロジェクトとして実行されるようになります。必要となるプロジェクト型の学習力を音楽のアンサンブルなどを通して学習します。
社会に出ると、その場で発揮しなければならない即戦力が求められます。音楽や美術を通じて、継続的な努力による自己改善、自己の魅力を豊かに表現し伝達する力を身につけます。
グローバル化を図る
「世界で学ぶ」ための海外留学、「世界が広がる」海外交流制度を提案し、世界で通用する人間教育、人材教育をサポートします。当社では米国、ヨーロッパ、中国等にネットワークを持っていますので、積極的な海外交流が実現可能です。
社会を取り巻く環境を考えた企画提案
新しいコミュニケーション法をデザインや芸術創作活動とリンクさせ、「共感」「相互教育」など人間中心的なアプローチで自らを表現し、問題を解決します。こうした一連の流れはデザインだけでなく、ビジネスをはじめ自分の日常生活にも活かすことができます。 「芸術×α」を企画し、これを具体的な形での実行をサポートします。就職につながる芸術分野でのキャリア設計、芸術活動の継続支援など実社会への道筋を示します。
新しい価値創造に向けて
「個人のコミュニケーション能力」から「キャリア設計」、最終的にどのような形で「組織、社会変革」につながっていくのかを明確にし、社会に必要とされる新しい価値創造を提案します。 新しい価値を生み出す戦略としては「アートで学ぶ〜キャリア設計」、新しいコミュニケーション戦略としては「アートを通して世界の人と夢、共感を語る」などがあります。
Ⅳ コンセプト共有と出口イメージ共有
イベント、説明会のプロデュース「生きる力」イベント開催
イベントプロデュースは全員参加型の体験イベントとなります。キーワードは「共感」、イベントのマネージメント力を養成します。将来の仕事、キャリアを作るためのプログラムで、実際にイベントを立案し、どのように実施して運営するのか、収益はどのように得るのか、を検討します。
学校、大学のあるべき位置を確認と共有
偏差値、学校群などから入学対象者と対象層を絞り込み、求める高校生像、学生像を明確化します。その上で教育界での学校、大学の立ち位置を確認し、どのような戦略でアピールするかサポートいたします。
進路、出口の強みを確認、共有
進路指導の特徴、独自の取り組みなどを確認し、関係者で共有します。単なる進学指導ではなく、生徒ひとりひとりの価値観、適性を考慮した進路設計をサポートします。また、さまざまな職業を体験しながら、「働くことの意味」「仕事とは?」を考える環境作りを提案、自己実現に必要な能力の向上をサポートします。
募集地域内での強みを確認、共有
地域活動からは、子どもが将来社会で生きていくために必要な知識と経験を得ることができます。さまざまな地域との関係、あり方を確認し、学校の取り組みをアピールします。また、高大連携については、その実質的な意義をきちんと共有し、生徒は元より保護者へきちんと伝わる方法を提案します。
Ⅴ 広報・募集活動と共感する志願者を増やす手法と実行支援
媒体の企画と展開
学校のコンセプト、ターゲットを確認した上で文章を作成し、適切なデザインで学校案内のパンフレットを作成します。イメージだけで優先することを避け、学校の特徴、利点を率直に訴えるページ構成を提案します。また、どのような媒体に広告を出稿するのかを戦略的に検討し、効果的な方法を企画立案します。
Webの企画と展開
学校案内パンフレットとの連動する形でWebサイト(ホームページ)のコンテンツ内容を検討します。パンフレットを手に取った方々が興味を持った場合、ほぼ間違いなくWebサイトで詳細を確認しますのでそれを考慮した上でコンテンツ企画を行います。その他、SNSやブログなどもWebサイト上で展開し、生徒目線で校内活動を紹介していきます。
イベントの実施計画
学校説明会、体験授業のほか地域や卒業生などを巻き込んださまざまな催し物を企画します。どのような形が最も学校の魅力を伝えることができるのか、適正を考慮した上でそれぞれの学校に合ったイベントを提案します。
Ⅵ コンセプトを伝えるイベント、説明会の企画・集客・運営実行支援
オープンキャンパス
オープンキャンパスへの期待値を高め、参加者の満足度を充実させるために事前に十分な情報提供のサポートを行います。日程・時間の設定、内容の検討、スケジュール管理など運営リストを作成してサポートします。
学校、大学説明会
受験生・保護者の視点に立った説明会全体の流れ、時期に合わせた説明内容、運営方法などを提案します。合わせて日程・時間の設定、内容・コンセプトの検討をサポートします。
授業、講義体験
それぞれの学校に合った人気の授業を提案します。特に文化、芸術に関してはコンセプトを確認し、特別授業を手配します。
学外説明会、イベント
単なる受動的な公演では記憶に残りません。驚きや感動をもたらすイベントを企画会社などと連携し、提案します。
Ⅶ コンセプトを拡大するマニュアル導入
生徒募集を成功に導くためには関係者全員が基本コンセプトを理解し、共通認識を持たなければなりません。そのためにはマニュアルを作成し、全員の周知徹底が必要です。私たちは下記のようなマニュアルの内容設定をサポートします。
マニュアル内容設定
- 高校、大学を説明するためのコンセプト設定
- カリキュラム内容の設定
- 教員、教育の強みを設定
- 活動の特徴、内容を設定
Ⅷ イベント、説明会のプロデュース「生きる力」イベント開催
イベントの目的は音楽、ダンス、ヴィジュアルなどの芸術を通して「生きる力」を育成することにあります。芸術に対する知識や技能を身につけ、思考力や判断力による表現力を養う。そうしたプロセスから「学びに向かう力」、「人間性」が培われていきます。
共感力、表現力の育成
参加・体験型イベントに参加することによって自分だけが良ければ良いという考え方から、関係者全員が良くなることを望む共感力が生まれます。また、身体表現により自分自身を提示する喜びを知り、他者との関係性を重視した表現力が育成されます。
イベントマネジメント力を養成
イベントマネジメントの基本を学習するために、実際にイベントの企画立案、実施、運営、収益までを体験します。そうした体験を通じて、将来の仕事やキャリアをどのように捉え、考えたらいいのかを学びます。
- 実施概要の作成:イベント内容、開催日、場所、参加対象者を提示
- コンセプトの明確化:イベントの目的、目指すものは何なのかを確認
- 進行スケジュールの策定:開催日に向かって行うべき事を時系列に整理
- 収益性の検討:イベント開催における損益、将来への見通しを判断
実施例
<国内>
- ミュージカルワークショップ
- 管打楽器アンサンブル(合奏)ワークショップ
- 楽器別マスタークラス
<海外>
- フルート室内楽セミナー in Milano
- モダンダンスワークショップ in New York
- ファシリテーター養成講座 in London
Ⅸ イベント、説明会参加者のアフターフォロー手法導入
イベントや説明会の実施は重要ですが、それと並んで行わなければならないのが参加者のアフターフォローです。イベント参加者の満足度や要求度を知り、新たな課題にどのように対応したらいいのか検討します。
<アフターフォローの手順>
対面式説明会 → 参加者個人のカルテ作成 → 入試までのスケジュールプラン
Ⅹ 最終確認事項の長期ビジョンと戦略
学校運営を安定させるためには長期的なビジョンを持たなければなりません。少子化の流れの中で教育に何が求められているのか、10〜20年のスパンで考えることが必要でしょう。一方、教育現場で求められることは都度変化し、教育手法は既成概念にとらわれないスクラップアンドビルドを求められることになります。しかし、不変に求められるのは子ども達の「生きる力」です。学内に学校推進室を設け、「生きる力」のイベントが開催できるような環境にあることが学校運営にとって重要なことと考えます。
株式会社オフィス フジコでは、学校経営コンサルティング、イベントプロデュース、文化交流などに関するご相談を随時承っております。お気軽にお問い合わせください。